陸地峠(大分県佐伯市直川大字赤木)は、宮崎県とのほぼ県境に位置し、西南の役の舞台として知られています。ここでは、明治10年に官軍と薩摩軍の壮絶な戦いが繰り広げられました。当時、薩摩軍は、この陸地峠に防備を固めていました。しかし、官軍は、雨の中奇襲攻撃を仕掛け、薩摩軍を全滅させました。今でも峠には、当時の戦いの跡である塹壕や砲台跡が残され、周囲には戦没者を祀る墓や慰霊碑が建てられています。歴史と自然を満喫できる、魅力あふれるスポットです。
西南の役と陸地峠
西南戦争で有名になった陸地峠は、元々は日豊の人々の交通路として機能していました。その歴史的な舞台としての側面と共に、標高約520メートルから眺める祖母、傾、尺間山などの展望が素晴らしく、春にはワラビ、ゼンマイ、ウドなどが採れ、秋には紅葉が楽しめる自然の宝庫でもあります。
古戦場の面影と堡塁跡
陸地峠には西南の役で戦われた激戦地の面影が色濃く残っています。祖母、傾、尺間山一帯の展望は圧巻で、戦跡碑が侘しく立つ中で、古戦場跡や堡塁跡を巡ることで、当時の雰囲気を感じることができます。
豊からな自然と歴史
陸地峠は、西南の役の歴史を学ぶことができるだけでなく、豊かな自然を満喫できるスポットとして、多くの人々に親しまれています。その歴史的背景を理解することで、訪れた際にさらなる感動が広がることでしょう。古戦場の面影を楽しみつつ、季節ごとに異なる自然の魅力が広がっているため、四季折々の風景を堪能してください。
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